エネルギー管理士(電気)合格体験記

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エネルギー管理士も電験三種に挑戦した同じ年に、同時に挑戦しこちらは一発で合格しました。
合格したのは電気分野なのですが、全く電気や設備的な分野の実務経験が無く、また電気工事士も電気主任技術者の資格も無く、参考書の知識からだけで、約4ヶ月の勉強によって合格できたのは、ひとえに勉強法を練り上げていたことによるものです。

電験三種同様こちらも容易な試験ではありませんでしたが、壁にぶつかりながらも試行錯誤した経験は、これから受験される方の参考になると思いますので、こちらに記載します。

こちらは電気分野の合格体験記です。電気・熱分野に共通して有益な情報も記載していますが、熱分野の合格体験記を見たいという場合は、こちらのページも参照下さい。
エネルギー管理士 (熱) 合格体験記

勉強開始当初の私のスペック

・高校生のときには文系を選択した為、学校で電気の分野の予備知識はほとんど習得していない。
・数学は当時の分類名だった数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bを勉強し、センター試験では180/200点だった。(理解していない分野や概念は無かった。数学で理解していない分野が無かったのは勉強する上でアドバンテージがあったと思います。)
・身近にエネルギー管理士の試験に合格した人はいなかった。つまり誰かからアドバイスを聞ける環境に無かった。
・4月頃にその年の8月の本試験での勉強を目指して勉強を開始。その3ヶ月前の1月には、電験三種の勉強に着手していた。また、3月頃から第二種電気工事士の勉強も始めていた。(これが良かった。基礎中の基礎すぎてエネルギー管理士の参考書に載っていないことも第二種電気工事士の参考書には載っていることがあったりした。)

まずは、情報収集とリサーチを実施

どんな内容の試験が出て、どんな内容の試験勉強をしなければならないか、合格率は何%なのかという様なことをインターネットで調べました。

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その結果わかったことが、
・年1回8月に試験をしている。(電験三種の1ヶ月前なので、時間管理が重要になる。)
.試験課目は以下のとおり
必須基礎課目
I. エネルギー総合管理及び法規 (エネルギーの使用の合理化に関する法律及び命令、エネルギー総合管理)
選択専門課目
熱分野
II. 熱と流体の流れの基礎 (熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎)
III. 燃料と燃焼 (燃料及び燃焼管理、燃焼計算)
IV. 熱利用設備及びその管理 (計測及び制御、熱利用設備)
電気分野
II. 電気の基礎 (電気及び電子理論、自動制御及び情報処理、電気計測)
III. 電気設備及び機器 (工場配電、電気機器)
IV. 電力応用 (電動力応用、電気加熱、電気化学、照明、空気調和)
ちなみに私は電気を選択
・1年で4科目合格する合格率は10%程度(相当難しい)
・電験三種と試験範囲が共通することが多い。電験2種と電験3種の中間ぐらいの難易度なので電験2.5種と例えられることもある。
・エネルギー管理士試験は電験三種ほど過去問にひねりを加えている印象は無い。(割とひねりの無い、数字を変えただけの典型パターン問題が出ることが多い)

ということでした。

電験三種と試験範囲が共通するところが多いというところが受験を決意したポイントでした。過去問題を見てみると確かに電験三種の勉強をしていればほとんど解けるなと感じました。

分析した過去問題集はこちらです。

過去問題はこの時点で15ヵ年分収録されていました。過去記事
電験三種合格体験記
でも記しました様に、10年分の過去問題をマスターすればほとんどの試験は合格レベルに達するという経験則がありましたので、10年分以上記載されているこちらの本を購入し分析しました。

この試験を挑戦する前に、親戚から「エネルギー管理士を実務経験無しで独学で取ったらたいしたもんだ。エネルギー管理士は難しいぞ」と聞いていたので、挑戦しながらも4課目合格はできないかもしれないと思っていました。そこで、試験直前の感触で4課目一括合格は難しいと感じた場合、課目を絞って勉強しやすいように、この過去問題の冊子をカッターで分解して課目ごとに分けていました。(参考:過去記事参考書・問題集は自分用に加工して使っていい)

結果として課目別に問題を分けたことは正解でした。同じテーマの過去問題を参照しやすく、「この年はこういう出題だったけど、過去5年間は同じテーマの問題が出たときにどういう出題をされていたのか」という視点で容易に過去問題をチェックできました。

その結果、電験三種と比べて、確かに内容のレベルは高いところがあるが、出題傾向は比較的変わっていないということがわかりました。つまり素直な問題が出る為、過去問対策が効果的ということです。

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この辺りがわかった時点で、過去問からは一端離れました。
まだ解答・解説を読んでもよくわからなかった為、先にきちんとした参考書で基礎を作ってからにしようと思いました。

エネルギー管理士試験 電気分野徹底研究から勉強してみた

電験三種を勉強していたとき、この本に出会いました。

不動 弘幸さんという方が書かれた本ですが、電験三種に必要だろうと思われる公式や概念を過不足無く掲載しており、凄く好きな本でした。この本があれば電験三種はかなり勉強しやすいと思えました。

この不動さんの著書がエネルギー管理士にもないかと思い、amazonで探してみたところ、ありました。このエネルギー管理士試験 電気分野徹底研究という本でした。

電験三種完全攻略と同様、合格に必要な公式や概念が過不足無く掲載されており、非常に使いやすい本でした。この本の公式や図、表をコピーをかなりコピーして自分のまとめノートに切り貼りしていました。最初は重要なところだけと思って30枚(300円分)ぐらいのコピーでしたが、後から「ここもコピーして切り貼りしたい」という気持ちが湧き上がってきて、最終的には100枚(1000円)分くらいコピーしていました。

いつもそうなのですが、私は試験に必要なコピーはあまりケチりません。
一つの資格に受かる為のコピー料金が2,000円程度であれば、「こんなものかな」と思います。

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そうやってできたまとめノートがこちらです。
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エネルギー管理士の勉強で得た知識は、できるだけこのまとめノート(ファイル)に入れていきました。

このまとめノートの利点としては、参考書を読む際に強弱をつけて読めるようになるということです。既にまとめノートに書いている箇所については流し読みで読み飛ばし、まだまとめノートに書いていない箇所については「どうやってまとめよう」という意識を持って集中して読むことができました。

そして、特に覚えにくい公式や重要事項は単語カードの様なカードの表に公式名を、裏に公式を書いて覚えました。
どんな試験とも抜群に相性が良い勉強法~カード式勉強法~

電験三種より、エネルギー管理士の本試験が先にやってきた

冒頭で記載しましたように、エネルギー管理士の試験と電験三種を同時に勉強していました。エネルギー管理士は8月に本試験があり、電験三種は9月に本試験がある為、約1ヶ月前にエネルギー管理士の本試験がやってきました。

本試験前にやったことはやはり過去問題対策でした。
15年分収録されている本を買っていたのですが、同時期に電験三種の勉強もしており、勉強のボリュームに限界を感じていました。

そこで、エネルギー管理士の過去問題対策は直近10年のものに絞りました。そして、出題パターンが類似している問題は解答をじっくり読み込んで解き方(解く為の考え方が同じで、ひねりなどが加わってない)が同じであることを確認した後、一つを残して他は反復学習の対象外としました。こうすることで、勉強のボリュームをぐっと減らすことができました。

エネルギー管理士の勉強を通して心がけていたことは、理解できていない分野、苦手な分野を作らないということでした。理解できていない分野、苦手な分野を無くして、自分では万全な対策をしたつもりでも本番では7割~8割程度しか取れないことが多いということを経験則として知っていましたので、どんな試験の勉強をする際にもいつも心がけていることです。

いざ本試験

試験当日がやってきて、朝から試験がありました。試験当日に会場の座席表を見てみましたが、試験会場の大学の2部屋しか使っておらず母集団が少ない試験なのだなと思いました。

9:00~17:20まで昼食を挟んで一日中試験がありましたので、かなり疲れました。試験自体は過去問題と同様の難度だと感じましたが、計算問題はやはり初見のパターンが出てきましたので、解法を思いつくまで時間がかかりました。とりあえず解けそうなところを先に解いてしまって、少し時間が余りましたので、解法を思いつかなかった初見の問題に戻り、粘りに粘りました。いろいろ考えた後に思いついた解法がその問題に一番適していそうだったので、その解法で制限時間一杯まで解きました。

結局、解法につまづいた課目は制限時間の2分ほど前に全ての問題を解き終わり、かなり焦りました。

結果は

自己採点で、いずれの課目も問題数で7割以上取れていました。ただ、これは問題数でのことであり、実際の問題ごとの配点はわかりません。配点によっては、点数が6割台になることも8割台になることもあります。

ただ、解法が思いつかなくてギリギリまで解かなければならなかった課目については、結果として7割超取れていたものの、あのとき正しい解法を思いつかなくて大問一つを丸々落としていたら6割を切っていたというヒヤヒヤした結果となりました。

ともあれ、問題数で7割を超えていたのでたぶん大丈夫だろうと安堵していました。

そして、10月の合格発表日に省エネルギーセンターのサイトで自分の受験番号が合格していることを確認しました。

受かっているだろうなとは思っていたものの、実際合格が確定すると喜びも一層増しました。実務経験が無くとも一発で合格できることを実践できて非常に嬉しかったです。

最後に

エネルギー管理士は、一定規模以上の建物に常駐しなければならないと法で定められています。
ある資格を持っている人しかしてはいけないと法律で定められている業務を“独占業務”といい、資格保有者はその業務に関しては職を得やすい状況にあると言えます。
昨今、雇用の流動化が進み、終身雇用と呼ばれていた時代ではなくなりました。また、誰もが大丈夫だろうと思っていた会社が不意に倒産するような時代です。そんな時代で、職を得やすくする為には手に職を持つことが理想的です。手に職を持つということは、料理人や職人の世界だけのことではありません。資格試験合格によって独占業務を行う資格を得ることも
また手に職をつけることの一つです。

ぜひ何か一つ独占業務を持つ資格を得ることにチャレンジしてみてください。

難関資格の速期合格の為には、専門学校の講座受講が効果的です。どうしても独学で理解が進まない課目等は講座を受講して苦手を克服してしまうことをお勧めします。

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音楽と映像で勉強に疲れた体にリフレッシュを

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公開日:
最終更新日:2016/12/04